カラー

猫が食べると危険な植物

カラー(サトイモ科/オランダカイウ属)

カラーなどのサトイモ科の植物は、葉が大きく肉厚できれいな緑が人気の植物です。

室内で鉢植えにして鑑賞される方も多いと思いますが、猫ちゃんにとっては危険な植物です。

ラッパのような形の花に見える部分(仏炎苞ぶつえんほう)と呼ばれるがくの部分や、茎、葉っぱ全てに、毒(シュウ酸カルシウムの結晶)があります。

特に葉っぱや茎の部分に、鋭い形をしたシュウ酸カルシウムが結晶状態で多く含まれています。

サトイモ科の植物は人気の観葉植物に多く、特に、スパティフィラム、フィロデンドロン、ディフェンバキアは、猫が中毒を起こすリスクが高いと言われています。

他にもサトイモ科の植物は、モンステラ、ポトス、カラジウムなど様々な種類があります。

お部屋のインテリアにも人気の植物ですが、猫ちゃんが口にしてしまうと、粘膜が刺激され、焼けるような痛みを伴うこともあります。

主な症状は、嘔吐、下痢、流涎りゅうぜん(唾液過多)、嚥下障害えんげしょうがいなどです。

嚥下障害えんげしょうがいとは食べ物などが上手く飲み込めない症状のことで、誤嚥ごえんを起こしやすくなるため、肺炎につながることもあります。

また、重症になると、腎障害や中枢神経ちゅうすうしんけい系の兆候を起こし大変危険です。

猫ちゃんはとても好奇心旺盛ですので、揺れる葉っぱに興味を持ち、お口に入れてしまうこともありますので注意が必要です。