ラナンキュラス

猫が食べると危険な植物

ラナンキュラス(キンポウゲ科/キンポウゲ属)

春の訪れを告げるお花の一つのラナンキュラスは、見た目がとても華やかで人気のあるお花ですが、猫ちゃんにとっては危険な植物です。

薔薇の花によく似ていますが、ラナンキュラスはキンポウゲ科の植物になります。

猛毒で有名な “トリカブト” も、同じキンポウゲ科の仲間と聞くとちょっと怖いですね💦

ラナンキュラスが属するキンポウゲ科の植物の多くには、強い毒性(プロトアネモニン 、サポニンなど)があり、猫ちゃんが摂取すると様々な中毒症状を引き起こします。

Buttercup(ウマノアシガタ)の原種が特に危険なようですが、ラナンキュラスも花だけではなく全ての部分(特に若い葉っぱや茎、根っこ)に、刺激性の油性配糖体(プロトアネモニン)を含みますので危険です。

Buttercup(ウマノアシガタ)

症状は、流涎りゅうぜん(唾液過多)、嘔吐、運動失調、不整脈、痙攣けいれん、皮膚のかぶれ、胃腸炎、血便、心臓麻痺を起こし、命に関わることもあり大変危険です。

猫ちゃんに聞いたわけではありませんが(笑)あまり好きな味ではないらしく、大量を食べることはないようですが、猫ちゃんはとても好奇心旺盛ですので、お花や葉っぱに興味を持ち、お口に入れてしまうこともありますので注意が必要です。