猫のストレス
猫は寝てばかりで良いなぁ〜♡
人間はストレス社会で生きていますから、猫は気楽で良いなぁ〜なんて思ったりしますよね。
でも、実は猫ちゃんにもストレスを感じる事はたくさんあるんです。
猫ちゃんが病気になりやすい腎臓病や泌尿器の病気には、ストレスと大きな関係があるそうです。
猫ちゃんにもストレスを感じやすい子、ストレスをあまり感じない子と様々ですが、猫ちゃんが快適に過ごせる環境を一度確認してみるのも良いかも知れませんね。
猫ちゃんのストレスチェック
飼育環境は室内のみですか?
交通事故や感染症など、命に関わる危機を防ぐことができます。
また、野良猫ちゃんとのトラブルなどからも守ることができます。
窓からの脱走やベランダからの落下などの危険もありますので、しっかりと対策をして快適な室内環境を作ってあげましょう。
室内を自由に動き回れますか?
猫ちゃんは探検が大好き♡行きたい所へ自由に動き回りたいのです。
天気に良い日は窓辺で日向ぼっこをしたり、一人遊びをしたり、窓の外を眺めたり。。。
猫ちゃんのお留守番の時に「何かされると困るから」と、1つの部屋に閉じ込めたり、ケージに入れたりすると、いつも行くことができる場所に行けなくなってしまいます。
ケージなどに入れられている時間が長いと、自由に行動ができず大きなストレスになってしまいます。
家具やキャットタワーなど高いところに登る場所はありますか?
猫ちゃんは高い場所が大好きな子が多いようですね。
保護猫ハヤちゃんも高いところが大好きで、キャットウォークに登って探検したり、押し入れの天袋に登るのが大好きです。
嫌なことがあった時も高い場所へ自由に逃げることができますね。
猫ちゃんにもプライバシーが守れる空間、また空間全体を見渡せる場所がある事でストレス軽減になるようです。
お気に入りの落ち着く場所はありますか?
高いところだけでなく、狭い場所、暗い場所も猫にとって安心できる場所です。
保護猫ハヤちゃんは出窓のカーテンに隠れたり、脱衣カゴの中で寝たりしています♡
一人になりたい時にはベッドやソファの下などに隠れたりします。
どうしたのかな?と心配になってしまいますが、時間が経つといつも通り甘えてきます。
猫ちゃんだって誰にも邪魔されず、一人でゆっくりしたい時もあるよね♡
猫ちゃんと遊んであげていますか?
猫ちゃんは “寝るのが仕事” のようによく寝る動物です。
1日の大半を寝て過ごす猫ですが、刺激がなく「何もすることがない」というのもストレスの原因になります。人間もそうですよね💦
猫ちゃんが退屈しないように、一緒に遊ぶ時間をたくさん作ってあげましょう。
猫じゃらしで遊んであげたり、運動できる機会を増やしてあげる事で、猫ちゃんのストレス軽減や肥満防止につながります。
お留守番中でも一人遊びができるようにおもちゃを用意してあげると良いですね。
猫ちゃんの口に入る程小さすぎるおもちゃは誤飲の危険性があります。
また、紐状のおもちゃは首に絡まる恐れがあり大変危険です。
一人遊び用のおもちゃは誤飲の危険性のないものを選んであげましょう。
来客が多く猫ちゃんが隠れていませんか?
人が大好きで人見知りをしない子、警戒心が強く知らない人が苦手な子など、猫ちゃんの性格によって様々です。
見知らぬ人が苦手な猫は、できるだけ来客者と対面したくないので、隠れて出てこなくなる事があります。
猫ちゃんにとって安心できる自分のテリトリーが侵されると感じるようです。
当然、来客が帰るまで出て来ませんので、トイレや飲水も我慢することになってしまいます。
そのため長時間の滞在や、来客の頻度が多い場合には、猫ちゃんにとって大きなストレスとなります。
来客時はトイレや飲水を用意した違う部屋で過ごさせたり、あらかじめケージの中に入れておくなど、工夫してあげると良いですね。
多頭飼いの場合、他の猫などとの関係は良好ですか?
猫ちゃんを多頭飼いしていたり、他の動物も一緒に飼っている場合は、同居動物との相性もとても重要です。
相手が一緒に遊ぼう♡と、ちょっかいを出したり、追いかけていたとしたら、それが嫌でストレスになることもあります。
また、相手が威嚇したり攻撃したりすることもあるので注意が必要です。
少しずつ慣れてきて仲良くなる場合もありますので、それまでは、それぞれがくつろげる場所を確保し、お互いに刺激しないで済むような工夫をしてあげましょう♡
また、ご飯やトイレもそれぞれ専用に用意してあげる事でストレスの軽減になります。
爪研ぎは用意してありますか?
猫ちゃんの爪研ぎは爪の手入れだけではなく、リラックスや気分転換になるそうです。
ストレスを感じたときや、気分を切り替えるために爪とぎをしたりします。
何か嫌な事があった時に突然爪とぎを始めるのも、気持ちを切り替えて落ち着かせるために行っていると考えられています。
また、飼い主さんにかまって欲しくて、関心を引くために爪とぎをする事があるそうです。
飼い主さんの目の前で関心を引くために爪とぎをして「遊んで〜♡」とアピールするそうです!可愛いですね(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゚
そんな時はいっぱい遊んであげて、猫ちゃんを満足させてあげましょう。
猫ちゃんを構いすぎていませんか?
飼い主さんにとって猫ちゃんが大好きなように、猫ちゃんにとっても飼い主さんは大好きな人です。
一緒に遊んでくれるし、美味しいご飯やおやつもくれる大好きな存在です。
トイレを掃除してくれているのも、猫ちゃんはちゃんと見て知っています。
でも!だからと言って、いつも一緒にベタベタしていたいわけではありません。
猫ちゃんにも一人になりたい時があります。
猫ちゃんの気持ちを考えないで、執拗に構いすぎると猫ちゃんにとっては大きなストレスになります。
また、お腹など触られたくない部分を触られることも、猫にとってはストレスになります。
ベタベタしなくても、飼い主さんが見える同じ空間に一緒にいるだけでも、猫ちゃんは安心するようです。
大きな音に配慮していますか?
猫ちゃんは大きな音が苦手です。
猫ちゃんは人間よりも聴覚が優れているので、私達人間よりもさらに大きく聞こえています。
犬の聴力は人間の2倍と言われていますが、猫ちゃんは犬の2倍以上の聴力があるそうです。
“近隣のリフォーム工事” などの騒音や雷などの音もそうですが、家の中での大きな音も猫ちゃんにとっては不快に感じるものがあります。
例えば “くしゃみ” のような音でも、猫ちゃんにとっては爆発音のように聞こえてしまいます。
他にも、スポーツ観戦などでの大きな声や拍手音などでも、猫ちゃんがびっくりして隠れてしまう事もあります。
猫ちゃんが近くにいる時は出来るだけ配慮してあげましょう。
猫ちゃんが楽しく過ごせるために
ストレスチェックは、あくまでも目安で、全ての猫ちゃんに共通するものではないと思います。
走り回って遊んだり、高い所に登ったりするのが好きではない猫ちゃんもいると思います。
特に高齢になった猫ちゃんは、おとなしくゆっくり過ごしたいと思っているでしょう。
また、甘えん坊の猫ちゃんもいれば、人に触られるのが嫌な猫ちゃんもいると思います。
人間と一緒で猫ちゃんの性格も個々によって様々です。
猫ちゃんの気持ちに寄り添って、大切に育ててあげる事が猫ちゃんにとって幸せなのだと思います。
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